タイガー&ドラゴン第9話「粗忽長屋」

先週あまりにもテンションが下がったんで今週楽しめないかもと思ってたけど、面白かった。
先週もその場その場は楽しかったんだけど。
気に入ったシーンは、谷中家で粗忽長屋の見学ショーのところ。
会話のテンポがよかったのと、竜二と対する時のどん兵衛はちょっと違う感じなんだよね。それが楽しい。
先々週くらいまでの流れだと、別に落語家と両立しててもよくねえ?って感じだったのを、そうは行きませんって感じでやっとヤクザの厳しさが出てきた。
きっと虎児は自分はヤクザでも俺は俺、と思ってたんだろうけど、実際ヤクザと堅気の人が関わるってことについての認識が甘い人なんだろうと思う。
つまり、あんなふうに一般人に迷惑かけるヤクザの中では育って無かったってことで、つくづくこの人は幸せな人だなと思う。
そして逆に人が簡単に殺されたりする世界にも慣れていて、それはもう当たり前の世界なんだな。メグミと簡単に2発やっちゃったのと同じで、世界が違う。その辺はドライだ。
なんか、久々に虎児に興味がわいたかも。


今回一つ納得行かなかったことは、SPと会話が逆になったシーン。
虎児がSPとは逆に「最後まで見届けないと落語にならねえ」って言うのはわかるけど、
竜二が「めんどくさい」って止めるのは違うんじゃないかい。
あの、面白いことは最後まで見届けないと気がすまないっていうの、竜二のすごく気に入ってたところでしかも本編にはほとんど出てこなかったところだから、いつの間にか逆転しちゃってるのは納得いかなかった。
竜二はそこは変わってないだろ。
っていうか、クドカンあのシーン忘れてなかったんだったら、何で本編で竜二が面白いことなら後先無く突っ込んでいくキャラを出してくれなかったんだろう。


あと別に納得いかなかったわけでもないが、何で虎児がレロックスしてたんだ?
で、なんで扇子とかと一緒に返してて、ラストでまた虎児に戻すの。
虎児はあの時計が息子二人からの贈り物だって知らないんだよね。
あれは何かラストに向けての伏線になるのかね。


北村さんは、なんか声が軽い感じなのがいいよな。憎めない感じで。
関係ないが、三重は自分の周りの中では出張に行きたい県No.2なんだが。
No.1は北海道で。
だって、松坂牛はあるし伊勢えびはあるし惹かれるものがいっぱい。
通ったことしかないけどさ。
山育ちの自分にとっては、新鮮な海の幸があるところというのは憧れます。
でも、実際海に行くと、この辺は自分の住むとこじゃないなと思うというか、
山に行くと、ああここが自分の基本だなと思うというか、そういうところがあります。


来週は品川心中。
この噺はSPのラストで今習ってると言ってたけど、結局挫折してたのか。
しかし、「ドラゴンドラゴンチャンドンゴン」しか覚えてない予告。
素で笑っちゃったよ、こんなの予告で流すなんてもったいない。