久々に本を読んだ

読んだ本は、浅田次郎の「輪違屋糸里」。
先日、上戸彩主演でドラマでやっていて、それを見て読みました。
ただドラマが面白かったかっていうと実は微妙。
小田茜音羽太夫という最初の方にだけ出てくる役だったのですが、彼女が一番印象に残ったなあ。
あとは、ああいう格式のある世界とかあの時代の人々にしてはちょっと重みが足りないという感じもしたし、演出もちょっとあんまり。
でも「これ原作は面白いんじゃないかな」と思ったのです。
でも失敗だった。
いや、原作が面白くないという意味ではなくて、もっとドラマから時間をおいて読めばよかった。出てきてしまうんだよね、あのキャストが。
それであんまり話に入り込めなくて。イメージ違うんだもん、原作と。
もうちょっと忘れた頃に読めばよかった。
でも、いつもはそんなに引きずられたりしないんだけどなあ。


読んでみると、ドラマではよくわからなかったシーンの意味がわかったりした。自分がよく見てなくて見逃したところもあるんだとは思いますが。
あと、ドラマで「ここは臭すぎるだろ」と思ったところがあるんですが、原作はそんなシーン無かった。
でももっと印象的な風景で語られていて、なんでこの通りに演出してくれなかったのだろう、なんであんなに安いシーンにしてしまったのだろうと思った。