猫の皿続き

土日、特に何もしなかったので猫の皿の続きを。
というか、今まで良くわからなかった竜二のことを考えてみた。

今回の話は、2話の「饅頭怖い」とちょっと繋がるような話でした。
饅頭怖いではどん太が竜二に「落語を教えてくれ、渋いやつ」と言い、
今回は竜二がどん太に「一発ギャグ教えてくれ、派手なやつ」と言ってました。
でも、どん太に教わりに行ったのって、どう考えても3位狙いだからだよね。
それが面白かった。
そして、2話でどん吉の真打昇進の前座を逃げ出したどん太に
どん兵衛が「落語やめたらどうだ」なんていってるところで、
「それじゃあ、俺の時と同じじゃないか」と言って止めに入る竜二だったけど、
要するに、あの後にあんな感じで竜二は破門になったってことなんでしょうか。
あの時の、「父親だか師匠だかわかんないからムカつくんだ」ってのも、
実はちょっと気になってます。


口では憎まれ口を叩いてて、態度も最悪だった谷中家での竜二ですが、
2話ではどん太兄ちゃんをちゃんと探しに行ってるし、
ちゃんと一緒に家に来てかばってるし、何気にいい奴。


そういえば、今回どん兵衛がどん太に竜二の復帰について「どう思う?」と
聞いてますが、結局「部屋が足りない」などと言ってはっきり答えませんでした。
兄弟仲は良くなってるのは一目瞭然だけど、復帰となると微妙なのかな。
その辺も、もう少し破門の辺りに何かあったんじゃないかという気がする一つです。
ただ単にその後の虎児の「俺が出てく」に繋ぎたかっただけかもしれませんが。
あそこからの一連のシーンはまたよかった。
泣きのシーンに笑いを入れてくるところは相変わらず好きです。


一転、竜二のいいシーンはストレートに来たけど、それはそれでOK。
特に、小しんに掴みかかるところは泣きはしないけど
竜二の悔しさみたいなものが伝わってきてよかった。
おそらくあの小しんのセリフを聞かなければ、猫の皿しか教えられなかったことも、
自分の中で消化して次に行ったんじゃないかと思うけど、
師匠をバカにされてキレたんだよね。
多分あれを聞くまでは、何か小しんに思うところがあって猫の皿だったのかもとかも
考えてたんじゃないかと思うんだけどね。
勝手な予想だけど。


あの切れるときのセリフ、「泣ける話の方が笑える話より上だと思ってる」ってのが、
今現在の竜二の笑いにこだわる性格に繋がってるんだと思うと、
ひねくれてる性格の竜二らしくて何だか切ないなあと思いました。
あれは結局そっちが得意などん兵衛さんを尊敬してるってことだもんね。
それにしても、今回のことにしても、メグミとのやりとりにしても、
やること全てが裏目裏目にでる竜二が不憫だ。
メグミの方は予期せぬ時には上手くいって進展してるからいいけど。


虎児はなんでもストレートでまっすぐで男前で可愛げがあっていいですが、
竜二はいつでもひねくれててわかりにくくて格好よくないキャラだけど、
なんかそこが興味深いって言うか面白い。
あまり自分でこういうこと思わないし書くのも寒いなと思うんですが、
この主役二人は本当に愛すべきキャラだなと思います。