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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050725-00000042-kyodo-int
「これで戦争終わった」 原爆投下乗組員ら証言

25日発売のTIMEの記事だそうです。
http://www.time.com/time/


原爆ドームの見学に行って、被爆した人たちの描いた絵を見た。
最初は普通に見ていたが、現実のこの絵を見た人がこんなにいるんだと思ったら急にいろいろ実感してしまって衝撃を受けて貧血っぽくなった。
何となく始めは映画を見ている時のような現実離れした感じで実感わかなかった。
でも、たとえ一人だけでも目の前で焼け爛れて亡くなったなら多分一生忘れられないトラウマになる。
それがどこを見てもそんな状態の中にいて目を背けることすらできない、そんな世界にいる自分を想像するだけでとてもたまらないです。
現実は他にももっと沢山の苦しみがあったわけですが。


ところで私は広島とも長崎とも全然離れた山奥の出身ですが、小さい頃はよく祖父から戦争の話を聞きました。
別に悲しい話でもなく、勉強をしなさいという教訓として言われてただけだけど。
またうちには曾祖母もいて、やはりたまに戦争の話を聞きました。
祖父の弟(つまり曽祖父の息子)は一人、戦死しました。
聞いたときは私も子どもだったし、おじいちゃんの兄弟だし、すごく大人な人のイメージだったのですが、最近母に「いくつだったの?」と聞いたら18ぐらいだったそうです。
若いよなー。
曾祖母はよく、「あの子は優しいぼこだった」と言って泣いてました。
ぼこってのは子どもってことですが。


というわけで、私にしてみるとそんなに離れた話ではないのだけど、今の若い人にはもうかなり遠い出来事なんだろうな。
と言っても、わたしもまだかろうじて20代ですが。
20代前半の弟はどうだろうか。覚えてるだろうか。