亡国のイージス

行こうとは思ってたのだが、昨日たまたま職場の方から映画館の優待券をいただいた。
7月いっぱいだから、どうも都合が付かなかったみたい。
で、今何やってんのか調べたら、ちょうどやってることがわかったので、見てきた。



原作を既に読んでいたので、かなりストーリーが端折られることは覚悟していたのですが、うーん正直もうちょっとかなっていう感じです。
でもそんなに悪くもなかったです。
というか、原作を先に読んでいたからイマイチと感じるのかも。


真田さんはよかったなー。原作とはイメージ違うけど。
キャストはよかったです。中井貴一もいい雰囲気だったし。
如月は最初もうちょっと冷めた目だと良かった気もするけど、事件の起こる前のシーンがほとんど無いからしょうがないか。


しかし、ジョンヒのいる意味ないし、如月は描かれ方が中途半端だな。
そして副長(原作では艦長だっけ)が計画をやめるときがちょっとあっけなかった。
あとラスト、よく考えればあれをあのままやるのは確かに問題かもしれないから変わる可能性があることは予想が付いたはずなのだけど、そのどんでん返しをずっと待ってたのにその前で終わってしまったのも「もう終わり!?」って感じだった。
それはホントに、原作を先に読んで後悔したところ。


原作は面白いです。
もっと残酷で絶望的で緊迫感があって、展開がいろいろあって、伍長が熱くて。
映画はちょっと緊迫感が足りないと言うか、淡々と進んでる気がするというか、ちょっと盛り上がりに欠けるかなって感じでした。


うらかぜ撃墜とモールス信号のあたりがよかった。
あと、仙石が如月に人間がわかって無いというシーンもよかった。
本当は、如月の工作員っぽいところがもっとあったら余計によかったんだけど。