見てきました。

花よりもなほ」を見てきました。
始まる前にトイレに行ったのに、見てる最中にまた行きたくなってしまった。
いつも遠い方なのに何故。きっとあれが雨のシーンだったからだ。


感想は、まだうまくまとめられません。
見ているときは、「私は何を見ているのだろう」と思うシーンもあったのですが、後から考えると「ああそうか!」と腑に落ちたりしました。(単に頭の回転が鈍いだけなんですが。)
その後から考える作業がまだ終わってないと言うか、いろいろ考えることが沢山ある映画だったけど、まだそれが自分の中でまとまっていない感じです。
こういう感覚って映画ではあまりない。
是枝監督がドキュメンタリーテイストの監督だからかもしれないけど、こういう感覚って私の場合はドキュメンタリーを見た後に近い感覚かもしれないです。


でも、細かい感想は除いて、見た後の単純な感想としては、結構満足しました。面白かったです。
大号泣とか派手な物語展開とかそういうのを期待してる方には向かないと思いますが、じっくりと映画を楽しみたい方にはいいのでは。


笑うところも笑えたし、キャラも自然に面白いっていうか、濃いんだけど作った感じがあまりしないというかで良かったし。
もういい感じで汚い。衣装も本当に自然にそれいつも着てるって感じだし。

まあ、途中でちょっと間延びと感じる場面もありましたけど、でも終わった後は考えることが多くてその辺は忘れてしまった。


個人的にはおすすめなんですけど、ただ私の好きなドラマっていつも視聴率低いからなあ。
逆に私のように、好きなドラマはいつも低視聴率、なんて方は好みが一緒かも。


ただ、忠臣蔵の存在そのものを知らない人はどうなんでしょう?
自分は忠臣蔵はいつも松の廊下の少し後ぐらいで挫折してしまって、最後の討ち入りだけ見るという体たらくですが、その程度の知識でも問題はなかったです。
しかし、全く知らないと訳わからないところがあるのかも。
普通なら時代劇を見に行くような人が忠臣蔵を全く知らないなんてことはありえないわけですが、これは岡田君が主演だから見に行く人もいるでしょうし。
若い人はもしかしたら聞いたことすらないって人がいるかも。


考えがまとまったらまた感想を書きたいと思います。自分のために。
ただ前に読んだ感想で、これは忠臣蔵が好きな人は見ない方がいい、バカにしてるというのを見たんですけど、それは違うよな。忠臣蔵のように美しいものとは描いていないけど。
あの時代の武士という人たちは、死ぬことでしか存在価値を見出せなく、また見出されなかったという話だと思います。



そうそう、本日のもう一つの収穫と言えば、来月から「かもめ食堂」がやると知ったこと!
予告見たらやっぱり面白そう。もたいまさこ片桐はいりってもう存在だけですごい。小林聡美も好きだし。見に行きたいなー。
あと、間宮兄弟もやっぱり面白そうだった。