忘れてたけど
ちょっと前だけど、この本を読んだ。
- 作者: 森達也
- 出版社/メーカー: 知恵の森
- 発売日: 2003/06/06
- メディア: 文庫
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きっかけの一つは、ここにも少し前に書いた「朝まで歌つるべ」を見たことだ。
「チューリップのアップリケ」という歌を歌った時、「この歌にはこの歌詞以上の深い意味があるんですよ。」と言っていた。
で、なんとなく予想はついたけどネットで調べててたまたまこの本を知ったのだ。
もう一つはこの本に「竹田の子守唄」という歌のことが載っているとのことで、これは一昨年の小田和正の「クリスマスの約束」で歌われたのを覚えていた。
このときも「ある事情で一時期放送できなかった」と言われていた。
歌詞を見ても、何がだめなのかよくわからなかったんだけど。
この二つの番組で興味を持って、この本を買ってみた。
読み終わってから再度、頭の方を読んでいて気がついた。
最初に、テレビ局の番組審査室担当の人とのやり取りが出て来るんですが、私が最初にこの本を買ったときの「放送禁止歌」のイメージはまさにこのやり取りで交わされるようなものだった。
だから最初に読んだ時には違和感無く読んでいたのだけど、一度読み終わって再度その部分を読むと、より放送禁止歌の実情と現場のズレに気がつく。
本の直接の内容とは関係ないんだけど、実際に触れてみないから恐ろしいもののように思うっていう部分に自分の性格を重ねた。
本としてはとても読みやすかった。
このドキュメンタリー、見たかったな。