たまたま見つけたこんな記事

ドラマで図書館員、刑事に個人情報『信頼損ねる』テレ朝に抗議

http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20050409/mng_____sya_____008.shtml

 テレビ朝日が昨年十二月に放映した刑事ドラマで、
世田谷区立図書館の職員が警察官の求めで利用者の
貸し出し履歴を見せる場面があり、世田谷区職員労働組合教育分会が
「図書館の信頼を損ねる」と抗議していたことが、分かった。

 同分会が問題視するのは、昨年十二月八日放映の
刑事ドラマシリーズ「相棒」第七話。殺人事件の捜査で、
水谷豊氏演じる警視庁警察官の求めで、
図書館職員がパソコン画面上で利用者の貸し出し履歴を見せた。


図書館関係の勉強をする時、普通の人には知られていないかもしれないけど、
個人のプライバシー情報を守ると言うことはかなり重要視されている。
ぼけーっと授業を受けていた私でさえ覚えている。
図書館がこういった情報を持っていたとして、
きちんと捜査令状を持ってこなければ、絶対にその情報は開示しません。
これは図書館が特定されていることもあり、
そこで働く図書館員が抗議するのは当たり前。
図書館員なんて気楽な職業だと思われてんだろうな。
実際働いてる人は司書としてのプライドが高い人が多いし、
はっきり言って警察が来ても警察手帳だけじゃ見せないよ。

こんなのもあるし。

図書館の自由に関する宣言
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/ziyuu.htm

第3 図書館は利用者の秘密を守る

読者が何を読むかはその人のプライバシーに属することであり、図書館は、利用者の読書事実を外部に漏らさない。ただし、憲法第35条にもとづく令状を確認した場合は例外とする。

図書館は、読書記録以外の図書館の利用事実に関しても、利用者のプライバシーを侵さない。

利用者の読書事実、利用事実は、図書館が業務上知り得た秘密であって、図書館活動に従事するすべての人びとは、この秘密を守らなければならない。