あーあー

実家に帰ると暗い話。
だけど自分の中で迷いがだんだん晴れてきた。
母と対立(?)する叔母さんの話を聞いた。
両方がお互いを想っていることは周知のことだった。
私は叔母には小さい頃からお世話になっているし、はっきり言ってお互い様だよと思うこともあるのだ。
ただ現実的には叔母の方の言うことが筋が通っているし、母の方にちょっと頑なな傾向があることもわかる。


何より、母が昔私に言い聞かせていたことが全く本人の頭から抜けていることに私はショックを受けている。


なので、私はいま実家で祖父と母とがやっている飲食店を畳むことを母に助言することに心が決まりそうだ。
畳むにしても続けるにしても、母には覚悟がいる。
その覚悟を決める強さを母は持っていないのだ。
私は昔亡くなった父のことを子どものまま大人になった人だと思ったことがあったけれど、母も結構そうなのだ。
私もそうかもしれない。現実を直視するのが怖いのだ。
私は自分のことではないから今回は割といけるんだけど。
でももう覚悟を決めないといけない。


ただ私は、そのことを別に悲観しているわけではないのだ。
むしろいいことの方が多いように思えるし。
心配なのは母のことで、祖父の面倒を見ると言うことはまあいいとしても、それプラス働き口だ。
認知症が始まった祖父を抱えて母が働けるか。
ここで働けないとなったら、母は生きる楽しみがなくなってしまうように思える。


母があの家に独りになる。
そこの孤独を感じた時が心配なのだ。
今はまだいい。妹もいるし、面倒を見なくてはならない祖父がいる。
ただ店を畳むと言うことは、もう母の向くところは家以外になくなってしまう。


それが果たしてどうなんだろう。
今まで「店が忙しいから」で済まされたことが逃げ場がなくなる。
体は楽になるだろうけど、気力まで萎えてしまわないか。
その鬱憤が祖父に向かないか。
妹がいるからまだいいのだろうけど、妹に負担がかかりすぎるようだと困るし。


叔母は店を続けるのはもう限界の経済状態だといい、でも一方で続けたい気持ちもあるという。
母は店をやめると言いつつ、先の不安のために踏ん切りが付かない。


叔母が言うように、母がかなり頑なになり人の話を聞きにくい状況なのも理解している。
ただ母が言うように叔母の物言いが全て否定で威圧的なのも事実な気がする。
本人は気を遣って言っていると思っているけれど、実はそうでもない。


さて、叔母から話を聞いた、間に入ったもう一人の叔母の話。
それも真実はどうなのやら。
フィルターがかかってる気がするなあ。


ああもうさあ、自分の人間関係で失敗したあとに母の人間性を否定されるとさ(問題あるのはわかってるけど)、ものすごい凹む。
叔母の方はいいだろうさ、言ってすっきりするだろうさ。
誤解も解けてさ。



ちょっと冷静になってみて、やっぱり私は母と似てるのかなあ。
直さないといけないかなあなんて思ってみたり。
うーあー!やっぱ自分嫌いになってきた。やばい。
客観的に自分が見れない。まずい。
もうなあ、自分のことですらきちんとできないのに、
自分をいい方向に持っていくので手一杯なのに。