年末年始に見た映画

いつも年末にTSUTAYAのカードの更新があるので、それと一緒に3本借りてきた。

一本目は「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ チェスト」
しかし途中で寝てしまった。
映画がつまらなかったと言うわけでもなくて、劇場で既に見てたので前日の夜更かしとコタツに負けました。
これは妹に頼まれて借りてきたもの。
妹は物語が終わっていないことにショックを受けていた。


もう一本は「ムーラン・ルージュ」。
これも年末にテレビで見たと以前書いた。
テレビでは途中からだったので、最初から見てみようと思って。
物語が面白くなっていくのは自分が見始めたところ辺りからだったのですが、前に見たときより音楽をじっくり聴けたのはよかったかな。
物語としては、結局伯爵を怒らせたけどいいのかい、って言うのが気にかかりましたけど。


そして3本目、「嫌われ松子の一生
唯一初見。
鑑賞後の率直な感想。いいシーンもあったけど、自分的にはイマイチ。


原作を先に読んでたのがまずかったのかなあ。
「ここが原作と違う!」とかっていう見方はしてないつもりなんだけど。
でも原作の松子って基本的には普通というか普通よりかなり出来のいい人で、環境や職業が変わって留置所なんかに入っていても変わらなくて、なのにいつもダメになるほうへと選択してしまうという人だったと思うんだけど、映画のほうはそのベースの部分が違うと言うか。
松子が、原作で感じた、私にとって面白みのある人物ではなかった。
ありきたりな「恋愛に振り回される人」になっちゃってた気がした。


あと、これは私が本を読むときでも少しでも物語を先へ先へ早く知りたくなる性格のせいかもしれないけど、物語の進まない歌のシーンがテンポ悪く感じる。
ハッピーウェンズデーとか、ラストシーンとか。
恋人よのところとかはいいんだけど。話が進んでるから。


良かったところは、父関係のシーン。
あと、トルコ嬢のシーンも結構好き。
それから、笙と松子の人生との関わりも原作よりわかりやすくてよかった。


でもなあ、時間が限られてるから仕方ないと思うけど、もうちょっとそれぞれの男性とのシーンをちゃんと描いて欲しかったかなあ。歌わなくていいから。
ラストの「松子は神だった」みたいなところの説得力があまり感じられない気がしたかな。