織田優勝

おめでとう。

でも、4回転跳ばなかったなー。
モロゾフの作戦か。(と思ったら、自分で決めたのか。)
全部がすごく加点がつくジャンプだったのは素晴らしい。
さすがの安定感。
(だが織田の場合、グランプリシリーズが良くて、あと失速なんだよな割と。)
プログラムコンポーネンツは一気に上がったな。泣いてみるもんだ。(というのはもちろん冗談です。)

正直、これでこの点数が出るなら、織田、やっぱり4回転いらないんじゃない。


でも、そんな男子シングルはつまらん。
私は新採点にそれほど否定的ではなかったけど、でもこれはつまらない傾向だ。


やっぱり高難度の構成は、プログラム自体の難度があがるわけだから、ジャンプの点以外に何か差をつけた方が良かったんじゃないかと思う。
(女子のトリプルアクセルと3−3もそうして欲しい。)
「4回転を入れるのと入れないのとでは緊張感が全然違う」と言っている4回転ジャンパーも何人もいるし。
見ている自分もそうだ。
4回転が入らないプログラムは、他で余程何かいいところがないと、一味なにかが足りない気がする。
男子なんだからさあ。
まあ、ジャッジの傾向にあわせるのは大事なことですが。



だから、今回はベルネルが素晴らしい4回転を決めてくれて、「お?」と思ったんだけどなー。
2回転になったのが2つ、1回転が1つ…。
スピンが壊滅的。昨日もスピンレベル1が2つのおかげで点が伸びなかったみたい。おいおい。
プログラムは好きなので、今後に期待。
多分、今日のは次に繋がるよ。


3年前、ジュベールが4回転3本入れた時の、ベルネルが世界選手権で2本跳んだ時の、そして2年前に高橋が4回転2本3回点半2本を跳んでほぼ完璧な演技をした時の、あの感動や高揚感って次はいつ見られるんだろうなあ。
今の風潮じゃ、そんなチャレンジする人いないだろうね。
そういう演技をした人に、オリンピックの金メダルは取って欲しい。


とここまでちょっと悲観的に書いたけど、
でも何となく、「自分が王者だ」と思う人はそれをやるだろうね。
そして、オリンピックではそういう人が金メダルをとるだろうという気がしている。